今回のご紹介は
カリフォルニア州はオークランド出身の
ギャングスタラッパー
Tucole による一曲
【Here Today, Gone Tomorrow】
1995年に Strictly Urban Recordings からリリースされた
アルバム
「Deeper Than You Think」 収録

高値で取引される
彼の唯一のアルバムで
ベイエリアの名盤と評される一枚。
そんな希少価値の高いアルバムに収録された一曲
イントロは
Funk, Ink. の楽曲で
Kool & The Gang の意思を継ぐ一曲
「Kool Is Back」 をサンプリング。

軽快なイントロになってますね。
そのままの流れで
軽快な楽曲が展開されると思いきや
一転して
とってもムーディーな雰囲気に。
それもそのはずで
AORの傑作
Bobby Caldwell – What You Won’t Do For Love

この曲がサンプリングされています。
そんなトラック上で繰り広げられる
Tucole のラップはどこか悲しげで
心にじわじわと染み入ってきます。
フックでは
ルイジアナ産まれの女性ヴォーカリスト
Darlene Coleman が歌声を披露。
「Here Today Gone Tomorrow」
「Rest In Peace No More Sorrow」のフレーズが
胸に刺さります。
曲の最後では
マライアキャリーばりの
ハイトーンボイスも披露しているので
是非チェックしてみて下さい。
フック終わりの
Dale Reed によるアルトサックスも
チェックすべきポイントで
曲のムーディーさをより一層高めています。
オークランドの良さがぎっしり詰まった一枚に収録された
名曲をサンプリングした名曲だと思います。
ちなみに
アルバムの最後に Remix が収録されているのですが
個人的には
ボビー使いのオリジナルのほうが断然好き。
気になる方は聴き比べてみてくださいね。
今回ご紹介の楽曲の購入はこちらからどうぞ
Tucole – Deeper Than You Think
イントロのネタ元はこちらに収録
トラックのネタ元が収録されたAORの名盤はこちら
Bobby Caldwell – Evening Scandal
リミックスはこちら
コメント