今回のご紹介は
カリフォルニア州はサンタモニカ出身の
ギャングスタラッパー
Black 9 による一曲
【On And On】
1995年に Scotti Bros / Mix It Up Records からリリースされた
アルバム
「Black 9」 に収録されています。

とにかく黒すぎるジャケからは決して感じ取れない
メローな良曲が詰まった作品となってます。
そんな中からの一曲ですが
Minnie Riperton を思い起こさせるような

女性シンガーによる歌声で開幕。
(ちなみに他の曲では Minnie Riperton の楽曲使ってます。)
それに続くトラックは
Vaughan Mason & Crew による楽曲
「Bounce, Rock, Skate, Roll」

こちらのベースが引用されており
それに絡みつくシンセサイザーがたまらなく良い感じ。
随所で強弱をつけた良い仕事をしています。
ラップは
なんとなくラガを感じさせ
高速に展開されていきます。
棘を感じることは一切無く
耳あたりが良く聴かせる運び方は
お見事の一言しかないですね。
随所で絡む
「ヘーイ」 が曲を盛り上げるアクセントに。
曲の終盤では
再度
女性シンガーの登場で
Tom Browne の名曲
「Funkin’ For Jamaica」

この曲のフレーズを引用していきます。
原曲のキーを外して歌う声は
良いか悪いか
彼女なりのアレンジなんでしょう。
とにかく
個人的には
ギャングスタファンクが聴きたいなら
「このアルバム」 と
オススメしたい名盤であることは間違いない一枚。
その中に収録された
名曲の良いとこ取りをしたズルすぎる良曲を是非ともご堪能下さい。
今回ご紹介の楽曲の購入はこちらからどうぞ
ベースの元ネタはこちらに収録
Vaughan Mason & Crew – Bounce, Rock, Skate, Roll
トム・ブラウンの名曲はこちらに
ミニー・リパートンも忘れずにチェック
Minnie Riperton – Perfect Angel
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