今回のご紹介は
ネバダ州はラスベガスから
チカーナラッパー
Lady Synful による一曲
【Loving You】 feat. Felina B
2006年に Triple X Records からリリースされた
アルバム
「All Or Nothing」 に収録されています。

アルバムタイトルから感じられるように
「0か100か」 と一切の妥協を許さない
彼女の信念がぎっしりと詰まった
ファーストアルバム。
どこぞのサイトでは
「重量感あふれる雰囲気」 って書かれてますが
極めて失礼な話。
そんな見た目でしか判断できないサイトは
放っといて
女性ラッパーとしての強い存在感を放つ
彼女の一曲。
ほのぼのキンコン響くトラックは
良く聴けば
Minnie Riperton による名曲
「Lovin’ You」 をサンプリング。

シンプルで心温まるメロディは原曲そのまま。
そんな名曲に乗せるラップは
メロディラインを重視しており
ラップというよりかは歌を重視した展開。
リズムに密着した安定感のあるフローが特徴で
チカーナMCらしい「歌いながら語る」スタイルになっています。
フックでは
Felina B の歌声が甘さを演出。
ヴァースとの対比がより際立ち
良いアクセントになってます。
「ただ強いだけではなく、愛を知っているストリートの女性」といった
アイデンティティを最も丁寧に描いた
女性チカーノMC のリアルを象徴する一曲です。
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元ネタはこちらからどうぞ
Minnie Riperton – Perfect Angel

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